研究室紹介
研究室配属・大学院受験希望の方へ
<はじめに>
私たちのフッ素化学研究室は,地球環境の保護と未来の社会に貢献するため,一丸となって日々研究に取り組んでいます。
具体的には,感染症と闘う新しい医薬品の開発や,気候変動を解決するための革新的な反応や製造プロセスの探求を行っています。
私たちは,高い志を胸に,常に挑戦し続けています。フッ素化学を専門とする研究室は国内でも非常に珍しい存在ですが,製薬,農薬,素材,エネルギーなど,多くの企業がこの分野で活躍しています。
私たちと共にフッ素化学の知識と技術を学び,あなたの知識を活かし,社会に大きく貢献しましょう。
柴田研究室での研究
<研究室でのルール>
・毎朝9:25に朝礼を行い,安全確認と一日の予定を共有した後,実験をスタートします。
これにより,安全かつスムーズに研究活動が進められます。
・毎週火曜と金曜の16:00からは研究室全体で掃除を行い,常に清潔で整った環境を保ちます。
・毎週金曜日の17:00からはゼミを実施します。
ここでは文献紹介や安全講習などを通じて,知識の共有とスキルアップを図ります。
・実験では「滞在時間よりも効率」を意識しましょう。
限られた時間で最大の成果を出すことが大切です。
<実験・研究の進め方>
・学部生は配属後,約2ヶ月の練習実験を通して基本的な実験操作を学びます。
この期間中,安全性には特に注意を払い,危険な試薬を扱う際には必ず教員がサポートします。
・学部生は主に大学院生や博士研究員と協力して研究を進めます。
お互いの知識と経験を共有しながら,成長していきましょう。
・研究テーマは,学部生は1-2つ,大学院生は2-3つを担当することが多いです。
新しいアイデアや発見があれば,ぜひ積極的に提案してください。
・約2週間ごとに研究の進捗を発表し,同時に研究報告書も提出します。
このプロセスを通じて,自分の研究を振り返りながら進めていきます。
・研究成果は迅速に論文として投稿し,場合によっては特許申請も行います。
あなたの研究が世界に発信される機会です。
・また,学会発表や留学のチャンスもサポートします。
国際的な場で活躍することで,さらに大きな成長が期待できます。
<実験環境>
・研究室には外国人研究者が約10名在籍しており,自然と英語でのコミュニケーション力が向上します。
国際的な環境で,世界とつながるチャンスです。
・各自,十分なスペースを確保しながら実験を行います。
一人につきドラフト半分のスペースが提供されるため,快適に実験に集中できます。
・試薬や実験器具に困ることはほとんどありません。
また,研究室にない場合には,速やかに購入するようにするため,思い通りに実験が進められます。
・博士後期課程の学生や博士研究員が多数在籍しています。
トップクラスの知識と技術を持つ先輩たちから実験や研究の詳しい指導を受けることができます。
・研究を支える設備も充実しており,最先端の技術を使って自分の研究を進めることができます。
(参考:柴田研の研究設備)
<研究発表など>
・研究成果がまとまったら,積極的に論文投稿や学会発表を行います。
学術的な場で自分の成果を発表する機会が数多くあります。
・学部生であっても,学会での発表を経験することができます。
毎年,誰かが学会で賞を受賞しており,学部生が受賞したこともあります!
自分の努力が評価される瞬間を体験できます。
・学会で発表したい場合は,自分で参加したい学会を選び,教員と相談して決めます。
あなたの研究に最も関連のある学会での発表を目指しましょう。
・参加する学会としては,フッ素化学会(若手の会や討論会),農薬学会(年会,農薬デザイン研究会),
薬学会(東海支部や年会),中部化学関係学協会支部連合秋季大会,プロセス化学会(サマーシンポジウム),
化学会(年会やCSJ)などがあります。
それぞれの研究に関連する学会で,貴重な発表の機会が得られます。
4月 | 新年度開始 お花見(鶴舞公園でやります) |
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5月 | 遠足 |
6月 | 院試勉強開始 (4年生) |
7月 | 大学院博士前期課程推薦入試,ボウリング大会 |
8月 | 試薬チェック・大掃除 お盆前後: 夏休み(約10日) バーベキュー(OB,OGも大勢来ます) 大学院入試 |
9月 | 院試おつかれ飲み会 |
10月 | ゼミ旅行(例年1泊2日) |
11月 | DG杯(研究室対抗ソフトボール大会) |
12月 | 試薬チェック・大掃除 忘年会 冬休み(1週間程度) |
1月 | 博士論文提出,修士論文提出 |
2月 | 3週目ごろ: 修士論文発表会 2月中旬-3月上旬:博士論文公聴会 |
3月 | 3月1-2週目:新配属生の練習実験・新歓追いコン 3月2週目:卒業研究発表会 (学位授与式までに卒業論文提出) 3月2週目:M2,D3はサンプルやデータ整理 3月3週目:M2,D3は春休み (論文投稿やデータ整理等のため研究を続ける人もいます) 3月4週目:卒業式・学位授与式 学位授与式以降:B4は春休み (学会発表がある人は準備などを行います。卒論の提出が必用) |
進路・留学実績等
卒業生のおもな進路先 (2007年度以降)
医農薬関連企業 | 旭化成ファーマ・アルプス薬品・SDSバイオテック・小野薬品工業・OATアグリオ・塩野義製薬・ 大洋薬品・日本化薬・日本曹達・日本農薬・浜理薬品・マルホ(五十音順) |
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化学系企業 | 宇部興産・エスケー化研・カネカ・関西ペイント・関東電化工業・キョーラク・KHネオケム株式会社・小西化学工業・互応化学工業・JSR・住友化学・住友ゴム工業・ 住友精化・セイカ・セントラル硝子・筒井工業・ DIC・東亜合成・東レ・豊田合成・DIC株式会社・日本触媒・日立化成・藤本化学・三井化学・三菱ケミカル・明成化学工業・モリタホールディングス・吉野石膏・ライオン(五十音順) |
機械電子情報系企業 | アイカ工業・アイシンAW ・川崎重工岐阜エンジニアリング・KOA・小糸製作所・コジマ・住友電装・ダイフク
東洋エンジニアリング・TOYOTA・豊田鉄工・日本高圧電気・ヨシタケ (五十音順) |
公務員 | 市役所職員 |
アカデミア | カリフォルニア大学 博士研究員 ペンシルベニア大学 博士研究員 相模中央化学研究所 研究員 英国オックスフォード大学 博士研究員 大阪大学工学部 助教 愛知学院大学薬学部 助教 深セン大学 研究員 (留学生) 東北師範大学 (留学生) 名古屋工業大学 研究員 (留学生) など |
最近の学生のおもな留学先 (2007年度以降)
- フランス ルーアン大学
- イギリス サウサンプトン大学
- アイルランド アイルランド王立外科医学院
- スペイン バスク州立大学
- ドイツ ミュンスター大学
- 中国 上海有機化学研究所
- ロシア ロシア科学アカデミー