研究について

山下グループ

機能性ハイドロゲルを用いた環境浄化および学生の人間力アップ

当研究室では、ある分子だけを認識して吸着するインプリンティング樹脂などを用いて、 環境に悪影響を与える重金属や排水汚濁物質などを浄化させることを大きなテーマとして研究を進めている。また、同様なハイドロゲルを用いた、天然素材(天然ゴムや紙)などの高機能化も模索している。何よりも本研究室の目指すところは、これら研究を企業との共同研究を通して進めることにより、その主体となる学生たちの高度技術者としての人間力を高め、社会に送り出すことを最大の目的に掲げている。その為に研究だけでなく、名古屋工業大学の学生支援(学生なんでも相談室、就活サポーター、リケジョの会)などの中心メンバーとして活躍させている。

出羽グループ

生体分子からなる超分子集合体の構造と機能

生体系では多成分の分子が「動的な分子集合系」を形成し、機能しています。分子集合系では、それぞれの分子が「連動・協働」して機能を発揮しています。生体系の機能的な集合構造と機能を手がかりに、人工系での構造形成の原理と機能化を目指します。得られる知見から、生体系での超分子集合体の構造と機能解明に繋がると期待できます。研究室では、生体膜が関与する2つの分子集合系に注目して進めています。

(1) 光合成の光捕集・電荷分離反応系の集合構造と機能
(2) 核酸デリバリーのための核酸・脂質複合体の合成と機能化

近藤グループ

生体分子を配列させて機能評価とデバイス化

生体分子は特定の方向性をもって機能しています。特に生体膜に埋め込まれた生体分子は電子やイオンを一方向に輸送しています。これらの生体分子の機能を利用したデバイスを作製する際には、生体分子の方向性をそろえて基材の上に固定化(集積化)し評価を行う必要があります。本研究室では、生体膜ではたらく光化学反応に関連する膜タンパク質をさまざまな基材に固定化し、その機能を光電流計測や光水素生産などで評価しています。

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