FT-Raman測定方法

通常測定

Detector冷却用の液体窒素を入れる。

ディテクターカバーを開け、専用漏斗を使用する。

冷却装置、測定装置、コンピュータの順に電源を入れる。
Detectorが冷えて安定するまで約1時間放置する。
フロントパネルのレーザーのキースイッチをOnにする。

MenuバーのCollectからOptical Bench Setupを選択する。

Optical Bench Setupのウィンドウが開く。

Sample CompartmentをMainに設定する。

試料室を開け、KBrサンプルをセットする。
試料室はカバー下部のラッチを引いて開ける。

White lightをLowに設定する。
試料の位置をLive displayのpeak to peakの値が最大になるように調節する。試料の前後はsample Positionの

 

をマウスでクリックする。
左右の調整は下図のツールを本体横の穴に差し込み、手動で行う。


Alignボタンをクリックする。
自動的にアラインメントを行うので終了するまで待つ。
アラインメント終了後、White lightをOffにする。
試料室を開け試料をセットする。
試料室を閉じる。
液体窒素の量を確認し、必要ならば補充する。
LaserをONにする。
Currentの数値でレーザー強度を変える。( 9.0で約1W )
Spectrumをクリックし、試料の位置をLive displayのMaxの値が最大になるように調節する。試料の前後はsample Positionの

 

をマウスでクリックする。左右は手動で行う。
設定が終了したら、OKボタンをクリックする。

MenuバーのCollectからCollect Setupを選択する。
積算回数、分解能などのパラメータを指定する。

設定が終わったら、OKボタンをクリックする。

MenuバーのCollectからCollect Ramanを選択する。

タイトルを入力しOKボタンをクリックすると次のように表示される。

OKボタンをクリックすると測定が始まる。
測定が終了すると次のようなメッセージが表示される。

はいボタンをクリックする。

スペクトルが表示され編集可能となる。

Optical Bench Setupのウィンドウを開き、LaserをOFFにする。
OMNIC上で保存、印刷、解析等を行う。
測定終了後、OMNIC、Windowsを終了し、コンピュータ、測定装置、冷却装置のスイッチをきる。


Reference
Referenceをとる場合は試料室にReferenceサンプルをセットし、LaserをOFF、White lightをONにする。CollectメニューからCollect Referenceを選択し、測定を行う。試料の測定時にCollect SetupのFinal formatでCorrected spectrumを選択する。この時Reference Handlingで測定したreferenceのほかにfileに保存してあるReferenceを使用することもできる。



顕微測定

Detector冷却用の液体窒素を入れる。
冷却装置、測定装置、顕微鏡、コンピュータの電源を入れる。
Detectorが冷えて安定するまで約1時間放置する。
通常測定と同様に装置のアラインメントを行う。
本体の試料室から測定用ユニットを全て取り除く。


OMNICのMenuバーのCollectからOptical Bench Setupを選択する。

Optical Bench Setupのウィンドウが開く。

Optical Bench SetupのSample CompartmentでMicroscopeを指定する。

適当なアパーチャを顕微鏡にセットする。
試料上でのレーザー光の直径はセットしたアパーチャに表示された径の1/32になる。

OKボタンをクリックしてOptical Bench Setupを終了する。
試料室を開け試料をセットする。
顕微鏡のViewボタンを押し、その横のダイヤルで試料位置調整用のライトをつける。

上下、左右位置を試料を見ながら調整する。
試料位置が決まったら試料室を閉める。
顕微鏡のViewボタンを押し消灯する。

液体窒素の量を確認し、必要ならば補充する。
LaserをONにする。
Currentの数値でレーザー強度を変える。( 9.0で約1W )
MenuバーのCollectからCollect Ramanを選択する。

タイトルを入力しOKボタンをクリックすと次のように表示される。

OKボタンをクリックすると測定が始まる。
測定が終了すると次のように表示される。

はいボタンをクリックする。

Optical Bench Setupのウィンドウを開き、LaserをOFFにする。
OMNIC上で保存、印刷、解析等を行う。
顕微測定がすべて終了したらOptical Bench Setupのウィンドウを開き、 Sample CompartmentのMicroscopeをMainに戻す。
本体の試料室に測定用ユニットを戻す。
顕微鏡のスイッチをきる。
測定終了後、OMNIC、Windowsを終了し、コンピュータ、測定装置、冷却装置のスイッチをきる。


戻る
Ver. 1.0
96/08/25