研究対象・ 研究スタイル
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タンパク質の構造と機能との相関について、
赤外分光法を用いて解析を行っている。
多数の振動バンドが重なり合った赤外スペクトルから
光反応によって変化する成分だけを抽出することにより、
タンパク質の機能発現に重要な構造変化を明らかにすることができる。
現在は、光受容タンパク質である
ロドプシンをテーマの中心に据えているが、
将来的には神経伝達物質やホルモンなどの受容体の研究も行いたい。
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研究信条
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丁寧な実験を行うこと。
実験装置の原理から、実験系の組み立てまで、
全てについて 長所短所を知った上で実験を行う。
低分子で行われている精密な実験、解釈を理解した上で、
タンパク質という高分子の神秘に迫りたい。
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好きなもの
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きれいな赤外スペクトル、振動分光学の理論的に深いところ
(今のところ、下手の横好き ですが。)
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嫌いなもの
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あまり深く考えられていない実験データ。とりあえず測ってみました系の。
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長所
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気の長いところ。比較的人当たりが良いようである。
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短所
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気の長すぎるところ。
ただ、人にはそれぞれの個性があると考えているので、
私のようなのんびりした性格を生かせる
オンリーワンな研究を発掘していきたい。
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特技 |
特に優れているという点はないのですが、計測用のソフトを自作したり、
部屋のレイアウトに合わせたアングル(組み立て棚)などを作成したり。
網戸の張り替えとか。
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趣味
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物理化学系の教科書を読むこと。
電子工作も暇があればやりたいのですが、なかなか時間がないですね。
後は子供と公園などで遊ぶこと
(0歳から2歳に成長する過程は驚きの連続です)。
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ひとこと
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[これからメンバーになる人たちに対して]
神取教授、ポスドクの方々と共に熱気ある研究室作りを心がけています。
大学院に入学して切磋琢磨したい方は是非、神取研究室にきてください。
特にアトキンスの物理化学を読んだりして、分子構造、反応動力学、量子化学などに興味を覚え、そのような知識を基礎にして生命現象の解明を目指したい方は同じベクトルを向いているように感じます。また、工科系単科大学という密度の濃い環境の中で、他分野との交流を通して、新たな研究の発展を共に模索したい方も歓迎です。
[卒業生に対して]
2001年11月に神取研究室が立ち上げられてから、もうすぐ5周年になります。卒業生の方々は各方面で活躍されておられることと期待しています。現在は18名のメンバーがいる、当時では考えられないほどの大所帯となりました。もし、時間のあるときは研究室に訪れてください。(060901)
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