《Q》 |
世の中の役に立つ? |
《A》 |
これも苦手な質問ですが、最近、うちのラボで最も世の中の役に立っているのは人材育成だと思っています。学生にマニアックな実験研究をさせて、はたして社会にどれほど貢献できているのか疑問でしたが、就職担当を経験してみて、私が日常的に言っていること、考えながら仕事すること、時間を上手に使うこと、人間関係を大切にすること、プレゼンの重要性などは、企業に就職する学生にまさに求められていることを知りました。博士の学位をとって日本の学術をリードすることを目指す学生さんだけでなく、修士課程を修了して社会に出る人材の育成と輩出においても、胸を張れるものがあります。
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《Q》 |
教授が学科長をしている? |
《A》 |
何の因果か今年はその通り。研究しか能のない私が学科長をするとは、鶏刀で牛を料理するようなものであり、本学にとっても無益なことだと思っていますが、順番だから仕方ありません。限られた数の学生に細やかな研究指導をする方針の私にとって、就職担当をしていた昨年と今年はそれができず神取研の院生に迷惑をかけました。しかしこれもあと3ヶ月余の辛抱、君らが卒研配属をする4月からは研究の現場に戻って、しっかりとした指導ができると思っています。お楽しみに
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《Q》 |
どんな学生の配属を希望? |
《A》 |
毎年、意識の高いよい学生(単に成績ではなく)が配属しており、「厳しい」という噂も含めて、例年通りの学生が配属してくれればよいと思います。研究室の基礎固めができて発展期に入った今、私が1つ望むとすれば、もう少し「変な」学生さんに仲間に加わってもらいたいと思っています。
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《Q》 |
神取研は人気研究室? |
《A》 |
私はずっとそう思っていました。しかし、昨年の配属でそうでないことが判明しました。
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《Q》 |
他大学からの受験は? |
《A》 |
私の研究指導は、最低3年を考えており、他大学から大学院に入って修士課程で就職すると、2年しかありません。名古屋に引っ越して順応することを考えると、十分とは思えませんが、我々の仲間に加わりたい他大学の学生さんは、連絡をいただければと思います。博士後期課程まで視野に入っていれば、5年ありますので、よりよいかと思います。
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