配属を終えての感想

 文責神取
(0402 に思ったことを、 0410に書き下ろし)

 神取研究室教官1名ということで、平成16年度は1部で3名、2部で1名の定員と決まった(それにしても前年は、なぜ1部で6名、2部で3名もとることになったんだろうか?)。そこで私はまず、現M2の柴田君に続いて博士課程への進学を希望している学生さんを仲間に加えたいと考え、11月にホームページ上で公開した「卒研配属学生さんへのメッセージ」の中にその旨を記した。大学院=修士課程という工学部の常識の中で(この時点での)博士課程進学希望者が果たしているのかという思いはあったが、結果的にK君という活きのいい学生さんが研究室に加わることになった。
 年内に博士課程進学希望であるK君が加わったことで目的の大半を果たしたため、1月の配属説明会では「私は研究には厳しいので、神取研に来るのであれば覚悟して来てください」と学生さんに伝えることにした。これは、神取研が応用化学の中での人気研究室であるという噂を聞いて、いい加減な学生さんには来てもらいたくないと思ったからであったが、結果的にK君の他にI君1名だけが配属することになり、定員割れ(!)になってしまった。当時、私は学生さんの意識レベルの低さを嘆いていたが、よく考えてみれば、単に神取研究室が人気がなかったというだけのことであろう(=応用化学科にはもっと人気の研究室がたくさんある)。ちなみにI君に「なんで皆な敬遠したのに、うちに来たの?」と尋ねると、「神取先生に鍛えてもらおうと思って来ました。」という答えが返ってきた。彼の評価が急上昇したのは言うまでもない。

 0410 現在、K君もI君も大学院進学を決めて、研究を開始している。2部のH君も無事に就職を決めており、これだけのよいメンバーに恵まれたことを感謝している。