平成25年度 卒業研究配属を終えての感想 

130927  
神取秀樹@慶応三田山

 昨年の配属感想において、「島」シリーズから「山」シリーズに移ったので、どこかの山でこの原稿を書こうと考えていましたが、  適当な場所がなかったため、光操作の国際会議が開催された慶応の三田キャンパスで書いています。会議には数年後のノーベル賞が確実な  Deisseroth 博士、チャネルロドプシンの発見者である Hegemann 博士や実力のある日本人研究者が多数参加して、レベルの高い討議が繰り広げられています。

 今年も5名の学生さんが研究室に加わってくれました。
 今年の特徴は全員が男性であるため、華がない、ということでしょうか。見た目は華がなくとも、将来的に華のある研究を行ってほしいと思っています。  全員が大学院への進学を確定し、華のある、実りのある研究の出力に向けて、それぞれが種を蒔いている段階です。
 どんな花が咲いて、どんな実がなるのか、楽しみにしましょう。

 会議では Hegemann 博士の基調講演に伊藤君が質問をしていました。
 学生さんが積極的ですね、とよく言われますが、「研究者に対するいちばんのもてなしは講演でよい質問をすること」という方針が徹底していますので、うちの研究室では当然のことですね。 新センターがスタートして、世界と交流する機会がますます増えることが予想される中、それぞれの学生さんが自分の研究に誇りをもって挑戦することを大いに期待しています。