平成21年度 卒業研究配属を終えての感想 

090917  
神取秀樹@バリ島(インドネシア)

 このところ配属を終えての感想は、何故か「島」シリーズとなっており、今年もバリ島で作文しています。

 平成21年度に配属した卒研生は第一部が4名、第二部が2名とほぼ例年通りの数となりました。工学部の教員は配属学生の数が多いことが「よいこと」のように思っておられるような印象があり、理学部出身者としては未だになじめない部分もありますが、多くの学生さんが修士課程で就職するという現実をみると、4名という第一部学生の配属数は最適かなと思うようになりました。厳しい院試を突破して全員、大学院への進学を確定し、9月から研究を開始しました。

 今年の学生さんについては、女性がいないということもあるかもしれませんが、体育会系が揃ったという印象があります。同じく体育会系の私としても鍛えがいがあるメンバーであると。実際に今年は、前期からすでに卒研生にラボセミナーで質問をさせていたようで、英語での質疑も含めて、タフなメンバーが揃ったことを嬉しく思っています。

 彼らに加えて、インドネシアから国費留学生のマディー・ウイジャヤ君が加わりました。彼は6年間、うちのラボに在籍して博士号を目指す予定です。大学のルールに従って、最初の半年間は日本語だけを勉強する、という(私に言わせると愚かな)期間を過ごしましたが、幸いなことに彼の日本語はあまり上達しませんでした。ビクトルやロマンが帰国した現在、マディーのおかげで英語をラボセミナーでも話すのが当たり前になっています。

 高い意識をもった第二部の2名とあわせて7名の卒研生がラボに何をもたらすか、楽しみにしています。