平成18年度 卒業研究配属を終えての感想 

060915  
神取 秀樹

 今年も研究室旅行が無事に終わり、旅行の企画・運営などを担当した卒研生も新たな気持ちで研究に向かおうとしています。
 これまでの卒研配属から、うちの研究室について1つの傾向が明らかになりました。学生さんが自主的に行っている事前アンケートにおいては高い人気を誇るものの、配属説明会において私が厳しいことを言うので実際にはその人気が割れてしまうようです。昨年のようにラボの宣伝部長だったK君が私を諫めて宣伝したりすると人気は保たれるようですが、K君は就職してしまったので、これからどうなるのでしょうか? たいへん興味あるところですが、私自身はこれまでの配属生に完全に満足しており、今後についても楽観しています。神取研究室の学生の意識の高さはすでに国際的な定評を得ており、今年も楽しみな連中が集まってくれました。
 ただし、1つだけ気に入らない点があります。それは、神取研を選んだ理由を学生に尋ねてみると、鍛えられるとか、厳しいけどやりがいがあるとか、研究室の雰囲気がいいといった答えが多く、研究内容を理由とする学生があまりいないことです。これは主宰者としての私の責任です。たまたま今年から後期に「生物物理化学」という授業を開講しますので、この問題をなんとかしましょう。