研究内容の紹介

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電気二重層キャパシタは電池と異なり化学反応を伴うことなく、電極表面に電荷を蓄えることで電気エネルギーを貯蔵、放出します。したがって、サイクル特性が良い、パワーが出る、といった長所があります。電極材料としては電荷を効率よく蓄えることができる、高比表面積をもつものが望ましいということになります。

界面活性剤ミセルを鋳型に合成されるメソポーラスシリカは規則正しいメソ孔構造を有しています。かつ、そのメソ孔径は鋳型となるミセルサイズを制御することに容易に変えることができます。

私たちのところでもさまざまなメソ孔径のメソポーラスシリカを合成しました。

今度はこのメソポーラスシリカを鋳型にそのメソ孔に炭素源を流し込み炭素化したのち、シリカを取り去ることによりメソポーラスカーボンを合成します。このメソポーラスカーボンのキャパシタ特性を現在評価しているところです。